1年はほんとに早く過ぎますね。
私は12月になると毎年、読み返す愛読書があります。
O・ヘンリーの「賢者の贈り物」です。
みなさんも、あらすじを聞けば、「知ってるよ」と、言われることでしょう。
12月は季節の中で、クリスマスやお歳暮など、贈り物をする機会が多いので、是非この小説を読んでみるのをオススメします。
あらためて、物を贈る、心を贈る意味を感じることができますよ。
この本は、30年も私の心の中を、温かく満たしてくれました。
子育ての時代は裕福とはいえないけれど、楽しくて楽しくて、子供たちのおかげで親として成長させてもらいました。
贅沢はしない変わりに、主人や子供たちが喜ぶための工夫を喜んでしていました。
2人の娘たちは成人しました。
母親として娘たちに目には見えない贈り物をしてきました。
笑顔のプレゼントです。
娘たちは「お母さんから愛情のプレゼントたくさん受けて、お母さんの娘でよかった。」と言ってくれました。
私は、主人と娘たちからも同じくらい、愛情をいただいて「し・あ・わ・せ」者です。
「賢者の贈り物」は、相手を思い、贈る心が描かれた世界です。
ジムとデラは若く貧しい夫婦です。2人の宝物は、夫の懐中時計と、妻は美しい長い髪でした。
お金はないけれど、クリスマスのプレゼントを最愛のパートナーに喜んでもらいたい一心で、2人は夫のため、妻のためにある行動をするのです。
夫は大切にしている懐中時計を売り、妻のために美しい髪をすく櫛を買いました。
妻は夫の心を知らず、自慢の美しい髪を売り、夫の大切にしている時計につける金の鎖を買いました。
大切なパートナーをおもうあまりに、自分のもっとも大切にしている宝物を手放してもかまわないという心こそが、本物の賢者なんですね。
私も本物の賢者になりたい。
みなさんは、大切な方にどんなプレゼントをされましたか。
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